16
Yunitです
今回は大阪へ、ダイセンさんのロボット講習会に参加(遊び?)に行かせて頂きました、今回はたまたま岡山県の実家へ行く途中だったので、旅費もすんなり出して頂けたので良かったです。

はい、それでは講習会の詳細をどうぞ
今回、何で講習会に参加させてもらったかと言うと…。

正直、理由はよくわかりません(・・;)
ただ関西の人たちと交流したいなーという軽い気持ちで参加しました。そうしたら、参加日程を決めた頃に、Nitroのゆーき先輩が、僕のロボットを見に講習会に来てくれる事になりました(笑)
21
Nirtoと1on1で軽く試合をしました。
数分しか撮ってないですが、YouTubeでその一部を公開しています。
 
前回、せとうちオープンで試合をした時よりも積極的に攻めてますね(笑)
Nitroは本当にしっかり動いてくれるので、サッカーらしい戦いができました。

本当は、2v2で正式試合するぞ!みたいな話だったんですが、ロボット調整したり、軽く1v1で戦わせたりしているうちに講習会が終了しちゃいました。試合するにも、Nitroの片方は調整が必要だったようなので、2v2の試合は見れなかったかなーと思います。でも個人的には色々と情報交換できて楽しかったです、満足しました^^;
48
ロボットの写真です。
ドリブラーが新しくなったり、コンパスセンサーが内蔵されたり。一番変わったのは、オムニホイールが紫色に光るようになった事みたいです。以前から紫LEDは内蔵されていたんですが、サイドホイールがステンレスだったのであまり目立ってなかったみたいです。今回はサイドホイールがアクリルになっていたので、凄く光ってました(笑)
色々と見せていただいたNitroのゆーき先輩、ありがとうございました!


その他にも、関西の有名なチームや、その関係者の方と色々交流する事ができました。
IMG_3327
会場入りしてまず最初に、日本大会で戦った”Saver & Lock on”のLock onのお父さんが作ったロボットと試合をしました。
Lock onのお父さんが作ったロボットは、せとうちオープン大会などで、19歳以上のOBやOGが自分たちでロボットを作って参加する”おやじリーグ”という試みに参加するためのものだそうです。初心者の参考になるようなロボットを作るために「最小限のお金・技術で勝てるマシンを作る」というコンセプトで作られています。

パッと見のスペックですが
・130系モーター
・3輪オムニホイール(ダイセンの新しいやつ)
・ガジェット用ギアボックスとタイヤを使った簡単なドリブラー
・4方位の超音波センサー
こんな感じだったと思います。

さて、その時にLock onのお父さんには色々とお話を聞かせていただくことができました。
最初に聞かせて頂いたお話は、最近「僕たちは日本優勝したGcraudNanoみたいに沢山のお金をかけることができない、だから勝てる気がしない」と口にする参加者が多いという事です。まぁ、これに関しては昔からずっとそうだったのですが、2015年のサッカーライトウェイトはGcraudNanoの影響が大きく、こういった考え方がまた広まってきたそうです。

そこで、充実した加工設備やお金が無くても、maxonやカーボンフレームを使いまくっているロボット相手でも十分に戦えるんじゃないか?というコンセプトでで生まれたのが、130系の安いモーターと市販品のギアボックス、そして手加工でも作れるような簡単な形状のフレームで組み上げられた、写真の奥のロボットです。

試合の様子は動画に撮っていなかったのですが、日本大会で戦ったSaver & Lock onに近い感覚の試合になりました。日本大会の時の”Saver & Lock on”はゴールキーパーの存在がとても大きくて、GKがまず抜けない強いチームでしたので、こういったロボットがFWにつくと面白いですよね。


さて、この話は自分なりにも色々と考えている事があります。多方面から「君はロボットにお金かけすぎだよ」「普通の人は君みたいにお金かけられないんだから、もっと周りの参加者の事も考えてよ」と非難される事が多いからです。

まあ当たり前といえば当たり前なんですが、ロボットには必要経費がありますし、どれ位のスペックのものを作りたいと思えば、それなりの値段のするものを準備しなきゃいけません。ただ、どれ位のスペックが必要だとなったときに、どうしてそのスペックが必要なのか、なぜそのメーカー製なのか、なぜ他の候補はそれに適さないのかなどがきちんと説明出来ないと、ただやみくもにお金をかけてゴリ押しでロボットを作ってしまう事に繋がってしまいます。ロボット作るために、色々な理屈・理由を考えるのに意味があって、そこが一番苦労するところなんですが、それを教えてくれる人ってなかなか少ないんです。
もっとそういう部分を教えられる指導者が増えるといいのですが…。

それに、ロボットにお金がどれ位かかってるかなんて、表面的には全然見えないんです。
例えば僕の世界大会機は、オムニホイールは1個500円程度で作れます、マイコンはNucleoという1500円のマイコンを使っています。ボールセンサーは素子から買ってますから1個100円です。超音波センサはAmazonのHC-SR04で1個100円、コンパスセンサはAmazonのGY-271で1個300円です。
交換・予備が必要な部品に限っては、思いっきり安く収めているんです。
もっと言いたいことはあるんですけど、これくらいにしておきます(笑)

(2015/9/27 追加)

安く済ませていると主張するなら、そういった費用も全部公開し、代替手段も提示した上で表明しないと、印象悪いと思うよ。by @zaklab (Twitterより)


はい、ちゃんと公開します(笑)

世界大会のロボットは、ざっくりした計算ですが、材料費だけで1台15万円以上かかっています。

CNC1台+オプション含め36万円、ボール盤やドリル刃も総額5万円前後だと思います。 

その他、在庫している材料など、きちんと計算していませんが結構な量(10万~)になっていると思います(外部からの加工依頼に対応するために多めに持っている)。他にも、家で工作機械を動かしている関係で、空調(夏はCNCオーバーヒート回避のために冷房)などから電気代なども半端じゃなかったりします。

絶対にこうだ、とは言えませんが、2台で50万円以上掛かってるんじゃないかな〜というのが個人的な感覚です。 


マクソンモーターに関しては、ロボカップをやっている後輩がいれば、引退したら後に回していくことでどんどんコストを下げることができますが、個人でやっているとなると、なかなかそれも難しいです。


そんなわけでして、基本的に僕の設計したマシンは、凄くお金がかかってます。ロボットにかかってるお金を安く済ませている、と主張する気はありません。
ただ、お金が無いから勝てないって事は無いと思うんです。自分の環境に見合った設計をしたり、勝てるような戦略を考えたり工夫したりする事で、どんどん強くなるし勉強もできると思うんです。

お金かけずにロボカップのマシンを作ったことがないので説得力が無いのが残念です。 

(追加ここまで)


色々と書いてきましたが、僕のマシンにメチャクチャお金がかかってる、というイメージは払拭できそうにないですね…。この前は全方位センサ(1個10万円)を買ったりしましたし(RCJ用に使うかはわかりませんが)今後もっと言われるんじゃないかなーと思ってビクビクしてます。
それでも、変な勘違いをしてモチベーション下げてほしくないなって思っています。

総じて、凄く楽しかったです。ダイセンさんでは、日本大会終わった頃に発表会か何かしらあるみたいなので、その時にまたお邪魔したいですね、現時点では。
それは、また会いましょう関西の皆さん!
日本大会まで行けるようにお互いがんばりましょう^^;


おまけ
IMG_3320
なんば駅から日本橋まで歩いている途中にみつけました。
まさか大阪に来て最初に撮る写真がこれだとは思っていませんでした。。

大阪へ来たのは、3年前、2足歩行ロボットの交流大会”ロボゴング”に参加しに来た時以来です。以前来た時にも日本橋へ遊びに来た事があって、その時に知り合いのZakさんから「電子工作アイテムを売っている自動販売機」を教えてもらいました。
久しぶりに来たので、せっかくと思って見に行きました。
IMG_3343
ありました^^;

3年前に”はんだこて台用スポンジ”を買ったのを覚えています、なぜか今でも使ってます(笑)
講習会が終わった後に場所を案内して下さった参加者の方、本当にありがとうございました!