第2回です.

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AutoCADをはじめとするCADには,DXFと呼ばれる互換図面を出力する機能があります.
世界共通で規格が決められており,CAD,CAMその他ツールは,これを使って図面のやり取りをするのが一般的です.最近はAutoCAD Drawing形式が標準になりつつありますが,今回はDXFを使ったやり方を紹介します.

AutoCADで設計した図面をDXFで吐き出す

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オムニホイールをAutoCADにて設計しました.レイヤーが複数存在するうち,加工に必要な図面のみを以下の手順でコピーします.AutoCADの使用方法については今回は割愛します.
コピーする範囲を選択し
(右クリック>クリップボード>コピー) or (Ctrl+C)
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新規図面を作成します,図面テンプレートはacad.dwtを使いました.
左上タブ or (Ctrl+N) or (Command+N) を行い新規図面(New Drawing)を作成

XYfit
クリップボードの図面を新規図面に貼り付けます.原点を指定して貼り付けると,このようになります.この際に,図面の左下を原点として貼り付けが行われます.次に,貼り付け位置として図面の原点(0,0)を指定します.
①:右クリッククリップボードペースト or (Ctrl+V)
②:"0" → ",(カンマ)" → "0" の順番に入力し原点(0,0)を指定
③:図面の最下端,最左端がX軸,Y軸に接するかたちで配置されます. 

cut2d-1

図面を出力します.
保存する際には,可能な限りバージョン古いものに統一するとトラブルを起こしにくいです.
【注意】CAD⇔CAM間に限らず,違うソフトウェア間でデータをやり取りする際には,可能な限りバージョンを古いものに合わせる.
ファイルの名前に関して,自分は材料種類と厚さを含む名前にするようにしています.
以上です. 次回はCut2Dを使って図面をGcodeに変換するまで紹介します.