ボールセンサの指向性を高めるために遮光をつけていますが、任意の一つのボールセンサから基板までの最短距離は何mmくらいですか?(=基板の直径100mm/2 - 全てのボールセンサを通る円の半径の長さ)
質問者:absさん
記事:RCJ International 2015 出場ロボット
質問者:absさん
記事:RCJ International 2015 出場ロボット
赤外線センサーの遮蔽部分についてですが、削り出しの部品に空いている穴から、
16つのセンサーがそれぞれ見えているような構造でしょうか?
質問者:とある宗中生さん
記事:RCJ International 2015 出場ロボット
2015年Hefei世界大会ロボットのIRセンサについての質問が多いので,まとめて返します。質問者:とある宗中生さん
記事:RCJ International 2015 出場ロボット
実はIRセンサの技術はこの時点で確立していて,以降のロボットには全てこの設計が使われています。ソフトウェア的な処理の仕方が変わっているくらいです。
CADの図面から,センサ遮蔽の図面を引っ張ってきました。
IRセンサを環状配置する半径と,センサ外形および内径と,センサを覗かせるスリットの幅および長さを示しています。材料は黒POMで,オリジナルマインドさんのフライスされたものを使ってます。
使用しているセンサはVishaiのTSSP58038という接近センサの受光モジュールです。
主な購入先
データシート
データシートの読み方がよくわからないのですが、 tssp58038というセンサはどういう時にどういう値を出力するのですか?
質問者:nuclearさん
記事:RoboCup Junior Japan Open 2017 中津川
こちらのコメントは返信済みですが,良い質問なので回答をここへ載せておきます。質問者:nuclearさん
記事:RoboCup Junior Japan Open 2017 中津川
BLOCK DIAGRAMを参照すると,その動作がわかります。
フォトダイオードの信号が,アンプ(AMP;Amplifier)によって増幅される
→ BandPass(帯域通過フィルタ)によりf0(=38kHz)以外の利得を減衰する[1]
→ Demodulator(復調器)によりデジタルのパルスへ復調[2]
→ BandPass(帯域通過フィルタ)によりf0(=38kHz)以外の利得を減衰する[1]
→ Demodulator(復調器)によりデジタルのパルスへ復調[2]
→ プルアップ・アクティブローの回路構成で出力
以上より「38kHz近傍で変調された赤外線を受光する間だけLOWを出すセンサ」である事が分かります。
[2] Fig. 3 - Output Function を参考に
※センサ内部の復調器の直接の動作を示すものではないが,入出力の関係においては参考に。
※センサ内部の復調器の直接の動作を示すものではないが,入出力の関係においては参考に。
元々は,ミラーの中心部分にツノを立てる予定でした。
Vstone製の全方位センサ(実物)です。
ミラーの中心部分にツノが生えているのが見えます。
このツノは,透明なパイプに反射する反対側の像を遮る機能を持っています。
ミラーから透明パイプを通して外側を覗いたとき,全反射や透明度の不足によって,パイプの凹面同士で光が何度も反射し合います。この現象によって,映像全体に白いモヤがかかって見えてしまいます。
ツノでパイプ内部の反射を遮ることで,映像をクリアにする事ができます。
僕のミラーのモールド(型)の中心の穴は,これを固定するための穴です。
最後にこれに沿ってレンズに穴を開けて,ツノを差し込む予定でした。
ただ,細長い形状で作りにくい上に,精度が求められるパーツなので大会までの製作は諦めていました。本当は付けたかったです。ただ付けなくてもあんまり問題は無い気がしました。
ジュラルミンの板には,保護シール(青いビニールシート)が貼ってあるので,それの粘着力を使って固定しています。つまり,固定の際には青いビニールシートを剥がさずに,その上からテープを張って材料を固定しています。
これはレスキューブリッジ(Nagoya International 2017)のロボットのパーツですが
こんな感じで,ビニールからパーツを剥がします。
切削条件や,加工するパーツの面積や,刃物の切れやすさなどに大きく左右されるのですが,小さいパーツでも意外と剥がれずに加工できます。少なくとも自分の環境では,です。
因みに両面テープはこれです。
その他,CNCの精度であったり,切削条件に関する質問について
コメント返し#2 に参考情報を掲載しました。
あくまで参考として,他の機械に対してそのまま適用する事はできない事を前提としています。
CNCで削ってみたんですが、穴がゆがむなどして精度が出ず、ネジも通りません。何が原因でしょうか?
モーターのD軸を通す4φの穴も、同じように、4.2[mm]のようにしたほうがいいでしょうか?
質問者:CNC初心者さん
記事:[第4回]CNCのセットアップから部品の完成まで
こちらも一部回答済みですがモーターのD軸を通す4φの穴も、同じように、4.2[mm]のようにしたほうがいいでしょうか?
質問者:CNC初心者さん
記事:[第4回]CNCのセットアップから部品の完成まで
ネジ穴の設計は,直径に少し余裕を持たせて設計する必要があります.
例えばM2なら2.1[mm],M3なら3.2[mm]くらいの直径でネジ穴を開けます.
要するに,多少余裕を持たせた直径で穴あけをする必要があります。
理想的には,スラスト方向の位置決めはネジで行うべきではありませんから,機械的にパーツ同士を組み合わせた上で,ねじはそれらをラジアル方向に締め付けるだけの役割を持たせます。
ただし,モーターの軸は,余裕を持たせてはいけません。
むしろピッタリと接する必要があります。
イモねじ(止めねじ)による軸の固定は,軸をある一方方向へ押し付け,曲面同士を密着させる事により行われます。ここで,固定穴側に余裕があると,偏心(中心のズレ)を起こします。
また,止めねじを用いた固定においては,曲面同士の密着による摩擦と,止めねじ先端によるキーが回転抑止の機能を持ちます。可能な限り接曲面の密着度は上げておくと,固定がより強固になります。
より強固な固定が必要な場合は,キーを深くして,止めネジ先端を深く噛み合わせる方法があります。
詳しくは専門書を
Google ブックス 絵とき「機械設計」基礎のきそ
要するに,多少余裕を持たせた直径で穴あけをする必要があります。
理想的には,スラスト方向の位置決めはネジで行うべきではありませんから,機械的にパーツ同士を組み合わせた上で,ねじはそれらをラジアル方向に締め付けるだけの役割を持たせます。
ただし,モーターの軸は,余裕を持たせてはいけません。
むしろピッタリと接する必要があります。
イモねじ(止めねじ)による軸の固定は,軸をある一方方向へ押し付け,曲面同士を密着させる事により行われます。ここで,固定穴側に余裕があると,偏心(中心のズレ)を起こします。
また,止めねじを用いた固定においては,曲面同士の密着による摩擦と,止めねじ先端によるキーが回転抑止の機能を持ちます。可能な限り接曲面の密着度は上げておくと,固定がより強固になります。
より強固な固定が必要な場合は,キーを深くして,止めネジ先端を深く噛み合わせる方法があります。
詳しくは専門書を
Google ブックス 絵とき「機械設計」基礎のきそ
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